原発事故
避難指示範囲拡大へ
菅政権は、福島第一原発から半径２０km圏の避難地域の外でも、累積の放射線量が高い地域に対しては、避難指示を出す方針を固めた。
新たな避難地域は、放射線の積算量が年間２０mSv（ミリシーベルト）以上に達すると予想される地域。
一週間程度の準備期間の後、政府が用意するバスなどで避難するという。
高濃度汚染水回収へ
福島第一原発２号機にたまった高濃度の放射性物質汚染水の、回収に向けた作業が始まった。
立坑と坑道にたまった高濃度の放射性物質汚染水を、タービン建屋内の復水器にポンプで送り込む。
貯水量確保のため、比較的濃度が低い汚染水を海に放出する作業もほぼ終わった。
２号機でたまった汚染水が取水口付近から海に漏れ出していたため、対策が急がれていた。海への流出は６日に止まったが、立坑の水位が上昇していた。
茨城産の原乳の出荷停止解除
菅政権は茨城県産の原乳について、出荷停止を解除した。１０日までに実施した３回の検査でいずれも基準を大きく下回ったためだ。
福島県のシイタケからセシウム
厚生労働省は、福島県飯舘村の原木シイタケから、基準の２６倍にあたる１３，０００bq（ベクレル）の放射性セシウムが検出されたと発表した。
伊達市、新地町のシイタケでも基準を上回った。いずれも露地栽培だった。
国内
東京で大きな反原発デモ
東京都高円寺周辺で、大掛かりな反原発デモが行われ、１５，０００人が参加したという。
原発推進派知事全員当選
統一地方選挙前半戦が行われた。
現職の石原慎太郎候補が２位の東国原英夫候補（前宮崎県知事）に大差をつけて４選を果たした。
石原氏は原発推進派として有名だ。
地震と津波の被害について「天罰」という発言をして物議をかもしたが、自民党と公明党の支持層の高齢者を中心に支持を集め、４選につながった模様だ。
その他のニュース
- 本日、統一地方選挙の前半戦の投開票が行われた。石原都知事４選のほか、民主党は敗北、大阪維新の会は大阪府議会で過半数、減税日本、日本一愛知の会も大幅に議席増。
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４月９日
