４月８日 of 震災日報

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死者、行方不明者（８日現在の朝日新聞まとめ）

• 死者　１２，７８７人
• 安否不明者　１７，３０７人

福島第一原発、第二原発は影響なし

昨夜の大きな地震による影響は確認されていない。

女川原発の冷却装置が綱渡り

昨夜の大きな地震により、宮城県石巻市にある東北電力の女川（おながわ）原子力発電所の外部電源が２系統停止した。残りの１系統で原子炉などの冷却を続けている。
また、タービン建屋の圧力調整パネルが外れ、放射性物質を含んだ使用済み燃料プールなどで少量の水漏れが確認された。
放射線を計るモニタリングポストの値には異常は見られないという。

東通原発でも冷却電源故障

東北電力東通原発（青森県東通村）１号機では、非常用ディーゼル発電機３台がいずれも使えなくなり、核燃料の冷却機能が失われた。
現在は外部電源で冷却機能は回復しているが、いまだにディーゼル発電機が使えない状態は続いている。

アメリカの８０km圏避難は仮想シナリオ

福島第一原発事故にともない、米政府が原発から半径８０km圏内に住むアメリカ人に避難勧告を出した根拠は、放射線量などの実測データに基づくものではなく、仮想の事故シナリオだったということをアメリカ原子力規制委員会（NCR）の幹部が語った。

牛肉のセシウムは袋からの汚染か？

福島県天栄村産の牛一頭の牛もも肉から国の暫定基準である５００bq／kgの1.02倍の放射性セシウムが検出されたことについて、厚生労働省は、もも肉を入れたポリ袋が汚染していた可能性が高いとし、牛肉から検出したという３月３１日の発表を取り消した。

昨夜の地震の被害

最大震度６強を記録した昨夜の大きな地震により、約４０１万戸が停電し、東北電力が復旧作業にあたり、２１時には約４５万個まで減った。
東北各県では計２２９人の重軽傷者が出た。
死者は宮城県２名、山形県１名。

北海道電力、本州への電力供給止まる

北海道電力は東日本大震災の後、津軽海峡の海底送電線で本州に電力を供給をしていたが、昨夜の大きな余震の直後から供給できなくなり、点検をしている。

余震少ない

この日の余震の数は全部で９回、最大震度も３だった。

ライフライン障害

東北地方では、昨夜の地震以来設備の損傷や火力発電所の停止などで広い範囲で停電が続いている。

ガソリン不足

宮城県内のガソリン供給量がおおむね震災前の水準に回復したという。

行われず。