３月２５日 of 震災日報

仙台市　天気／にわか雨　最高気温／6.3℃　最低気温／-1.1℃
宇都宮市　天気／晴れ　最高気温／12.0℃　最低気温／-1.2℃

死者、行方不明者（２５日現在の朝日新聞まとめ）

• 死者　１０，１０２人
• 安否不明者　１９，７５２人

原子炉から漏出か？

経済産業省原子力安全・保安院によると、福島第一原発３号機のタービン建屋で起きた作業員の被曝は、原子炉の燃料が破損して放射性物質が漏れ出た可能性が高いという。
水にはセシウム１３７など燃料の破損を疑わせる放射性物質が含まれていたが、炉内の圧力は周囲より高圧のままなので、原子炉圧力容器に大きな損傷はなく、壊れた配管などから蒸気や水が出て流れ着いたのではないかという。
１、２号機でも同様に放射線量の高い水がたまっているのが見つかったため、東電は地下のケーブル敷設作業を中止した。

作業員の被曝は限度の２〜６倍

被曝した作業員２人が足に浴びた放射線量は、労働安全衛生法などで、緊急作業時に皮膚に受けていいとされる放射線量の限度１Sv（シーベルト）の２〜６倍にあたる約２〜６Svと推計される。
放射線医学総合研究所によると、２人とも現在は全身の状態に問題はなく、吸い込んだ放射性物質による内部被曝もあったが、治療の必要はないという。

最大震度２〜４程度の地震が何度かあった。回数は減った模様。

東京電力は、管内の３０６万世帯に対し、震災の影響で交通事情が悪化し、３月分の検針ができなかったとして、２月分の料金を請求していることがわかった。
差額は４月の請求時に相殺するという。

宇都宮市と野木町の水道水から、乳児の飲用について、国の基準値である１kg（１ℓ）あたり１００bq（ベクレル）を上回る放射性ヨウ素が検出されたと、県などが発表した。
宇都宮市は１０８bq、野木町は１４２bq。
一時、乳児への水道水の摂取制限を呼びかけてペットボトルを配布したが、その後の検査で基準値を下回ったため、宇都宮市では午後に制限を解除した。野木町も２６日朝に解除予定。