４月７日 of 震災日報

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死者、行方不明者（７日現在の朝日新聞まとめ）

• 死者　１２，６９０人
• 安否不明者　１７，０２６人

２３時３２分頃、宮城県沖を震源とする最大震度６強の地震があり、宮城県の太平洋沿岸に津波警報が、青森、岩手、福島、茨城の太平洋沿岸津波注意報が出て、避難勧告を出した地域もあった。
宮城県で震度６強、筆者の住む宇都宮でも震度４を観測した。
宮城県は１mの津波と推測され、警報が出た頃には到達したと推測された。
津波警報と津波注意報は翌日０時５５分頃すべて解除された。津波は到達しなかった模様。

青森県、岩手県、秋田県では大規模な停電。宮城県、山形県では一部で停電が発生しているという。

NHKの映像に青白い閃光

NHKが放送した地震発生当時の仙台市内の映像で、画面奥の方の暗闇で何カ所か青白い閃光が映った。
その後に仙台市内の街灯りが消えていったので、この方角にある東北電力の仙台変電所に異常があったと思われる。
東北電力によると、電力を送るルートを切り替える「断路器」という装置が故障し、一時変電所機能が停止した際に「電気のショートが発生して閃光が出たとみられる」と語った。
翌８日朝６時には変電も送電もできる状態に回復したが、変電設備の一部がこげているのが確認された。
参考サイト：ギズモード・ジャパン

３０km圏外の飯舘村で高汚染地点

福島第一原発の事故の屋内退避勧告が出ている３０kmより外にある福島県飯舘村で、チェルノブイリ原発事故の強制移住基準の４倍近い放射性物質が確認された。
観測されたのはセシウム１３７で、約２１９万〜５９万bq（ベクレル）。チェルノブイリ原発事故の時は、５５万５千bqを超えた地域は強制移住の対象となった。
枝野官房長官は会見で、放射性物質から住民が受ける放射線量の見通し次第で、３０km圏外の一部にも避難指示を出す可能性を認めた。

東芝「廃炉に１０年半」

福島第一原発を製造した東芝は、同原発１〜４号機の廃炉案を東電と経済産業省に提出し、その中で通常３０年かかると言われる廃炉を、東芝案では技術的に１０年半で可能とした。

福島第一原発は影響なし

大きな地震があったが、福島第一原発はこの地震による影響はないという。

女川原発の電源が一系統切れる

女川原発では大きな地震によって外部電源の一部が遮断され、残り１系統で原子炉の冷却をして続けている。
放射性物質漏れなどは観測されていないという。

余震でケガ人

大きな余震により、落ちてきた物でケガをした人、逃げようとして階段から落ちてケガをした人などがいた模様。

ライフライン障害

大きな余震により、青森県、岩手県、秋田県では大規模な停電。宮城県、山形県では一部で停電が発生しているという。
大きな余震によってNTTの電話が一部かかりにくくなっている。
携帯電話各社は、巨大余震発生により一時発信規制をかけたが、翌日１時過ぎに全て解除した。
宮城県で広い地域で断水発生。

交通障害

大きな余震により、東北地方の高速道路が通行止めになった。

本日も実施されず。

秋篠宮夫妻が午後、福島や宮城などから非難してきた５８世帯１３６人がいる東京都江東区の東京ビッグサイトを慰問に訪れた。

今度の原発事故に対し、海外のタブロイド紙などでは、原爆のキノコ雲を３つ並べて「ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ」としているマンガや、原発事故の対応中に５人が死亡したとする事実誤認記事が流れた。
現地の大使館や外務省は抗議している。

テレビ、ラジオ、新聞

２３時３２分の大きな余震と津波警報を受け、テレビ東京以外の在京キー局では通常番組を中止して地震情報の番組に切り替えた。