Oh! RADIO／THE KING of LIVE RC SUCCESSION

忌野清志郎
２００９年６月１７日／ＣＤシングル／ユニバーサルミュージック

元々は大阪のラジオ局FM802 2009年ACCESSキャンペーンソングとして若いミュージシャン（参加アーティスト:阿部真央、HY、くるり 岸田繁、スガシカオ、 ボニーピンク、ROCK'ATRENCH 山森大輔、TRICERATOPS 和田唱）に提供された歌だったが、生前最後にレコーディングした歌として告別式などでも流され、好評だったために急遽発売されることとなった。
カップリングはチャボ、コーちゃんらとプライベートスタジオ「ロックンロール研究所」にて録音された「夢助」収録の「激しい雨」のデモバージョン。
ジャケットデザインはRC全盛期を担当した井上嗣也。虹の写真は篠山紀信による。
清志郎のお通夜の日、東京の空に二つの虹がかかる現象が起きた。実に象徴的だ。ジャケットは実際のその写真ではないだろうが、それをモチーフにしていることは間違いないと思われる。

Oh! RADIO

作詞・作曲・編曲／忌野清志郎

東京やベイエリア、リバプール、ニューヨーク、ロンドン、ベルリン、ジャマイカ、パリでも同じ素敵なラブソングが流される。肌や言葉が違ってもラジオからの歌を通じて世界の人達が心を一つにする。
そして彼女が教科書を広げてる時に、学校の屋上で聞いていた、かたわらのラジオから流れていたホットなナンバーを思い出す。
ラジオから世界中に響かせよう、愛と平和の歌を。

激しい雨（2006.05.14 Private Session）

作詞・作曲／忌野清志郎・仲井戸麗市　編曲／忌野清志郎

「現在の清志郎がRCサクセションと歌っているのが聴いてみたい」というチャボの希望から誕生した。
荒廃した世界から未来への希望を乗せて歌われている。
「夢助」でスティーブ・クロッパーがR＆Bっぽくアレンジする前のワイルドな演奏が聴ける。
リードギターが仲井戸麗市、ドラムが新井田耕造、アコギが三宅伸治というRCに近いメンバーで録音されたセッション。サックスは清志郎が吹いている。
願わくばリンコさん、G2、破廉ケンチらもいれば…と思ってしまうのは欲張りだろうか。
「RCサクセションがきこえる」という歌詞と、RCを彷彿させる曲調、演奏に、RCファンの俺は胸に熱いものが込み上げてきてしまう。
チャボが作詞にからんでいる歌は「ダイヤモンド」という単語がよく出てくる。「雨あがり」しかり、「GLORY DAY」しかり。美しい思い出の代名詞としてチャボ独特の言い回しなんじゃないだろうか？