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NAUGHTY BOY
1986年4月23日/12インチシングル/東芝EMI EASTWORLDレーベル
近所の米屋のおばさんに「最近巷にいいスローナンバーがない」と言われたから作ったという(笑)4曲入りミニアルバム。
音に満足できなかった「ハートのエース」からの2曲をロンドンのユートピアスタジオでリミックス。音に深みが出ていて非常にいい。
ジャケットの花、内ジャケの犬は清志郎撮影。
「マリコ」がベストアルバム「GREATFUL DAYS」でようやくCD化。
サマー・ロマンスはこれでしか聞けないので貴重。ちゃんとしたCD化が待たれる目立たぬ傑作。
マリコ
作詞・作曲/忌野清志郎
マリコ 僕の マリコ 今日は
冷たい雨が窓を濡らすよ
会いたいのさ マリコ お前に とても寂しいよ
やさしくしておくれよ 僕を寂しくさせないで マリコ……
非常に古いフォーク時代の曲。
タイトルは昔の彼女の名前なんだろうか? アレンジは昔とほとんど変わっていない。
海辺のワインディング・ロード(UTOPIA RE-MIX VERSION)
作詞・作曲/忌野清志郎
海辺のワインディング・ロード 飛ばした夏は
誰もいない浜辺見つけてふたり
二度と二度と 離れたくない
Baby もう二度と君の目を今までのようには見れない
もう二度と僕の目には見えない
あの娘は僕の知ってるあの娘じゃなくなっちゃった。もう同じ思いで君を受け止めることなんてできない。
ハートのエースに比べてさすがに音の深みが増した。
B面
サマー・ロマンス
作詞・作曲/忌野清志郎・Gee2wo
毎日同じことの繰り返し
日が照っても照らなくても同じことさ
見上げればクリスタル・スカイ 真夏のロマンス
もう二度と君には会えないのかも知れない
毎日同じことの繰り返し
もうすぐさ 夏がまた来る…サマー・ロマンス
場末のジャズ酒場を連想させる、そんな演奏。拍手とかが入ってるけど、ライブ録音なんだろうか?
リンコのベース、片山広明のサックスが良い。
山のふもとで犬と暮らしている(UTOPIA RE-MIX VERSION)
作詞・作曲/忌野清志郎
今日は一日本を読んで暮した とても冷える日だった
おまえはストーブの前にのびていた あくびしかしなかった
ひとりぼっち 雑種の ひとりぼっち しっぽを垂れたままの
心配事は何もない お前にだけは
喧騒から離れ、一人たたずむ山のふもと。