the TEARS OF a CLOWN／THE KING of LIVE RC SUCCESSION

１９８６年１０月１２日／ＬＰ／東芝ＥＭＩ EASTWORLDレーベル

この夏、久々におこなった日比谷野音での２週連続４日間のライブを集大成したレコード２枚組ライブアルバム。（CDでは１枚）
Wilson Pickettのカバーで始まるオープニングは貫禄を感じさせる。新旧バラエティに富んだ選曲も良い。
アサミカヨコの描くマンガのジャケットは、これまでの渋みのあるデザインと比べて意外だった。デザインはJanis Joplin のチープ・スリルのマネ。

IN THE MIDNIGHT HOUR

作詞・作曲／Wilson Picket Jr・Steve Cropper

ウィルソン・ピケットのカバー。
オーティス・レディングのバックバンドのギタリストで、後年清志郎と無二の親友になるスティーブ・クロッパーが共作している。

Sweet Soul music 〜 Strawberry Fields Forever

ビートルズの曲を後半に挿入している。

君が僕を知ってる

ラプソディー

よそ者

アナログレコードではよそ者からＢ面。

君はそのうち死ぬだろう

作詞・作曲／忌野清志郎

当時、アイドル歌手の岡田有希子が飛び降り自殺したことに端を発する、ファンの後追い自殺が社会問題化していた。
そんな風潮に対して清志郎はフォーク時代の古い曲を持ち出してきた。この歌が聴けるのはこのアルバムだけ。
オリジナルの「首でもくくって死ぬだろう」という歌詞が「ビルから飛び降りて死ぬだろう」に変えられている。
後半にビートルズの「She loves you」が重ねられている。
この曲は当時のRCの準メンバー的存在だった日隈権座（ひぐまごんざ）が鬱になった時に、逆説的に励まそうとして作った歌だ。しかしその思いも届かず、日隈くんは鉄道自殺してしまった。
初日の演奏ではもっと暗いアレンジで、客席が静まり返ってしまうほどだったという。アルバムに収録されたのは別アレンジのテイク。
自殺を扱った内容がレコ倫の審査基準に引っかかったらしく、歌詞の掲載が割愛されている。

打破

チャボのソロアルバムから。
間奏のギターとサックスのソロ合戦が圧巻。

スローバラード

スカイ・パイロット

トランジスタ・ラジオ

ドカドカうるさいＲ＆Ｒバンド

LONELY NIGHT（NEVER NEVER）

ヒッピーに捧ぐ

非常に久しぶりにこの名曲を出してきたことが話題になる。これも岡田有希子事件が関係しているんだろうか？
なお、時々間違われるが、この歌は昔のマネージャーのオオシロくんの突然死に対しての歌で、「君はそのうち…」の日隈くんについての歌ではない。
アナログレコードではこの曲からＢ面。

自由

雨あがりの夜空に