EPLP-2／THE KING of LIVE RC SUCCESSION

１９８４年７月２１日／ＬＰ／NEWSレコード

所属のロンドンレコードが倒産したため、松山千春らが作ったNEWSレコードに権利が移り、メンバーの許可なしに発売されたアルバム。
ライブでも清志郎は「買うんじゃない！」と怒っていた。
EPLP以降のシングル4枚の音源と、それでは足りないために「THE KING OF LIVE」から「雨あがり」、プロモーション盤のB面に入っていた「〜逃げるんだ。」のダブ・バージョンが収録されている。
メンバーに無許可の点、二番煎じのアイデア、少々強引な曲構成などはいただけないが、流行の先端を行っていた時期のRCのシングル音源（当時なかなかCD化されなかった音源が多い）がまとめて聞ける点は評価できる。ちゅうか、シングル音源まとめてSINGLESとしてCD化されないものかしら？
デザインはSUMMER TOURなどのジャケットでお馴染みの井上嗣也氏だが、このデザインに関してはあまりいただけない。
「パンティをはいたレコード」というコピーが付き、安物の紙パンティが付いていたそうだ。
このアルバム自体はCD化されたのだが、出荷枚数がとても少なく、現在ではレアアイテムとなっているのが皮肉。

Ａ面

• SUMMER TOUR
• つ・き・あ・い・た・い
• Oh! Baby
• ベイビー！逃げるんだ。
• 雨あがりの夜空に（ライブバージョン）
  • THE KING OF LIVEからのテイク。どうしても浮いちゃうよね。

Ｂ面

• ノイローゼ・ダンシング（CHABOは不眠症）
• 窓の外は雪
• ダンス・パーティー
• おはようダーリン
• ベイビー！逃げるんだ。（ダブ・バージョン）
  • ヴォーカルを部分的に削ったり、エフェクターを深くかけたり、要するにエンジニアによる音遊び。
  • 当時はこういうのがオシャレだと思われて、ちょっとだけ流行ってたの。時代を感じるという点においては面白いけど、曲としての面白みは感じられない。
  • 本来のダブの意味は、ダブルを語源とした、音を重ねて録音することなのだそうだ。