Macの肝／iOS7人柱情報

２０１３年９月１９日にリリースされた最新のiOS7をさっそくiPadにインストールしてみたよ！
インストールが終わると、各国語で「こんにちは」が表示される。

ちなみにiOS6は去年の２０日だったから、ちょうど１年たったんだね。

フラットデザインのiOS7（左）と立体的デザインのiOS6の比較

デザインが一新されたユーザーインターフェース。
立体的だったものが一様に平面的なものになった。これがフラットデザインという最近の流行り。Windows8なんかもそうなってるよね。
次期MacOS XのMavericもそうなったりするのかな？　まあいい。

新しいアプリ

アプリで増えたのはMacには元から付いてたPhotoBoothだけかな？
iPadにも天気.appが付いたって話があるんだけど、うちのiPad 3rdにはインストールされてませんな。「天気で位置情報を利用しますか？」って確認ダイアログが出たので、やはりあるのだろうか？
Siriで天気をたずねると天気予報が表示されるので、これのことなんだろうか？

デザインは大きく変更になったが、うちのiPad3rdではiOS6に比べ、多くの点では大差を感じない。
バッテリーのもちはいくぶん悪くなったような印象を受けた。
ホーム画面などの背景の壁紙は、iPadを動かすと壁紙だけが微妙に動き、余計な立体感を出している。まさかこんなことにCPUパワー使ってるんじゃないだろうな？
フォルダに一度に表示されるアイコンは９つまでになり、それ以上はスワイプでページを移動するようになった。
iOS7にアップデートしてすぐはSpotlight検索のファイルを作り直しているのだろうか、少し全体の動作が遅くなるようだ。これはバグではないので、しばらくすれば元に戻るようだ。

コントロールセンターは便利

クリックで拡大iOS6では４〜５本指で上にスワイプしてマルチタスク画面を出し、さらにそれを右にスワイプすることで表示していたコントロールセンターが、指一本で画面下からスワイプすることで表示されるようになった。
Wi-FiやBluetoothのON／OFF、タイマーとカメラの起動もできるようになり、すこぶる便利。
ミュージック.appの音楽も再生できるが、再生位置のスライダーの動きが悪い、曲名をタッチしてミュージック.appへの移動が安定しないなど、これについては使い勝手はあまりよろしくない。

マルチタスク用ジェスチャの動きがとろい

４〜５本指でピンチすることでアプリを閉じる、上にスワイプしてマルチタスクを表示する、左右にスワイプしてアプリを切り替える、というマルチタスク用のジェスチャは、iOS6に比べてどれも操作が指についてこない感じで、使っていて気持ちが悪い。
ゆっくりやると指についてくるので、ひょっとしたらもっと処理の速い機種なら問題ないのだろうか？
サムネイルが大きくなったマルチタスクの画面でアプリを終了させるには、サムネイルを上にスワイプすればいい。

iOS6のトンチンカンだった純正マップも、半年くらいしてからだいぶマシになったよね。
iOS7でも基本的な機能に変わりないが、マップ情報はさらに細かくなったように思う。
ただ、情報量やストリートビューなどの機能の豊富さにおいては、GoogleMapsアプリの方が一歩も仁保も上を行っている。

ビルの３D表示時のテクスチャーは相変わらずアメリカの大都市だけ。

写真.appはずいぶん機能が増えて、整理や閲覧が楽になった。と言うより、今までの使い勝手が悪すぎた。
今までは写真の羅列かアルバム、イベントくらいの分類だったけど、写真ライブラリ（アルバムやイベントじゃない方）が、
写真＞年別＞コレクション＞モーメント＞個別の写真
という階層構造になった。

コレクションは大まかな日付と撮影地（GPS情報があれば）による分類。モーメントはさらに細かな日付と撮影地による分類だ。
ともに撮影地の書かれたヘッダをタップするとマップ表示になってくれる。これは便利だ。

アルバムの方も今までどおり、MacのiPhotoのアルバムとイベントを引き継いでいる。

写真ライブラリの検索性が上がった

これまでの写真.appで検索性が悪かったのは、ちゃんとした時系列の分類がなく、ひたすら指で画面をこすり続けてスクロールさせなければいけなかった点だ。
しかし新しい写真.appでは階層をたどる必要があるとはいえ、年ごとの極小サムネイル一覧が表示されるので、圧倒的に検索しやすくなった。
極小サムネイルは、その年のすべてのサムネイルが表示されるわけでなく、検索用に写真の大体の傾向がわかるようになっている。

コレクションやモーメントのタイトル部分である程度日付と撮影場所がわかるが、撮影日時等が個別に表示されない点は変わらない。シャッタースピードなどの情報もない。
そういった詳しい情報はiPhotoにでも任せ、写真.appは極力シンプルに…ということなのだろう。

編集機能が付いた

ごくごく簡単ではあるが写真の編集機能が付いた。
使えるのは
・回転
・補正
・フィルタ
・赤目
・トリミング
の５つだ。
補正はワンタッチでレベル補正をしてくれるもので、細かい設定は一切ない。
フィルタはモノ、色調、ノアールなど８種類がある。その内モノクロ関係が３つ、退色したような色に変更する似たようなフィルタもいくつかあるため、使いどころに悩む。たとえば油絵調にするなどの大胆なフィルタがあれば面白いと思うのだが。
編集した画像は、オリジナルとは別にカメラロールに保存することになる。

共有機能付いた

クリックで拡大選択した写真やモーメントをメールやiCloudに書き出したり、TwitterやFacebookに送るといった共有機能も付いた。
他にもコピー、壁紙に設定、対応するプリンタでプリントなどができるようになった。

バグ？

ファイルの相性が合わないのか、ごくごく一部の写真で、若干拡大された状態で表示されることがあった。

曲順バラバラ(>_<;) クリックで拡大iPadもiPhoneも、元々音楽プレーヤーのiPodの進化系であったわけだけど、肝心のミュージック.appの出来はあまり良くない。
なんのはずみかアルバムの曲順がバラバラになったり、一部の曲が表示されなくなったりした。その後、何の拍子かわからないが直ったようだが、先行きが心配だ。
アルバムジャケットは「再生中＞」のボタンをタッチすると表示される。

その後iOS7.0.2あたりのリリースを経て、不具合はいつの間にか直った模様だが、まだまだ油断はならん。

iOS7.0リリース時に、設定.appや写真.appから壁紙を変更しようとすると、フリーズしてしまったのかと思うくらいかなり処理が遅くなったのだが、iOS7.0.3アップデータによって改善された。